社会資本を充実するという使命を持った人たちが、最近は公共事業の削減、不要論など公共事業のあり方を声高に口にされ、土木技術者の存在感を悩ませる時代に入ってきました。社会資本の充実とともに新期事業が減少していく、という構造的ジレンマの中で土木技術者としての立場が、悩み多きものになってきた感じがします。多くの人たちから喜ばれる存在としての土木技術者が減少していくことは、社会の損失と思われます。社会資本の維持・更新などにおいても、土木技術の発展と継承は、とても大切なことだと思います。
私どもの会社は、橋梁・道路構造物設計などに関する仕事を中心に活動していますが、土木技術を発展・継承する天職集団としての自覚を持たねば、と日々研鑽に努めています。
仕事量の減少、落札価格の低下に反して、設計の成果品に対する作業量、精度、品質、付加作業は、今まで以上に要求が高まっています。設計業務の成果品としては、「間違っていない」は、当たり前のことですが、企業の資質が、全ての物件に対して厳しく問われています。規格品と違って、土木構造物は、一品一品違っています。受注した設計の品質をハイレベルに保つためには、多くの労力(作業量)が不可欠です。 当社は、お客様が求める品質+α(付加価値)向上に向けて全力で係わっていきます。
このような時代ですから、よりお客様との関係を豊かなものし、協力会社としての得意分野を有効に活用していただけるように努力を重ねて行きます。当社が、皆様から「喜ばれる存在」になれるように、スタッフと協力会社全員で、係わっていきます。今後も何卒、よろしくお願いいたします。 |